SSブログ

放射性元素ストロンチウム かなり危険? その用途と影響

スポンサードリンク




高校で化学を受けた人なら、聞いたことがあると思います

アルカリ金属とか、アルカリ土類金属とか


話題になっているストロンチウムは

アルカリ土類金属に属するもの


比較的下の方にあったので、覚えていない人も

多いかもしれません


工業的には意外に使用されていて

花火の色を付けたり
(きれいな赤色を出すことができます)

フェライト磁石に混ぜて使用したりしています


ということは、案外安全な物質なんですよ


でも、放射能に関連するときにも耳にします

これは「放射性同位元素」というものがあって

同じストロンチウムの中でも、不安定なものと

安定なものがあります


ちなみに、放射性同位元素そのものを怖がる必要はありません

例えば、炭素(C)にも放射性同位元素がありますが

まあ、人体に害を及ぼすようなことは無いので


要は程度の問題ですので、そういった事考えないで

一概に、放射性同位元素怖い!なんて思わないように


さて、ストロンチウムに戻って

実は人工的に作られるストロンチウム90というものが

厄介者です


これは人間の骨に蓄積されやすいと言われています


あの、放射能を浴びたら、ヨウ素の錠剤を

とかって言いますね

あれは、甲状腺にたまりやすい放射性物質を吸着し

体外に出すことができるから、そういう使い方をするわけです


ココも、放射能全部に、ヨウ素だよ!とか

わかめ食え!とか言っちゃう人がいますが

これもまた注意です


さて、再度ストロンチウムに戻り

骨に入ってしまうと、こりゃ厄介です

セシウムが有名になりましたが、こちらは体内全体に動き回り

その動きはカリウムに似ているそうです

半減期は2年ちょっと

長いですが、ストロンチウムの29年弱に比べれば

10分の1です

ちなみに、同じストロンチウムでも

ストロンチウム89は半減期が50日ほど


吸収されなかったストロンチウムは尿などで

体外排出されますが、骨に残ると後々までの

影響を考えないといけません


これ、成長期の子供の骨などに吸収されたら

なんて考えると、恐ろしいことです


骨そのものが成長していくのに、それに付随して

影響が大きくなる可能性があるわけです


放射性ヨウ素などは半減期が短いので

速効の対応が大切になってくるものですが

ストロンチウムやセシウムは

ある程度長期を見て、その影響を観察していかないと

いけないものです


とにかく、一過性で情報を手に入れて、そこから何もしない

なんてことが一番危ないので、きちんと観察

きちんと情報収集をしていきましょう





スポンサードリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。